年賀詰2015 解説Part2

2015.01.08 Thursday
 


(解説Part1はこちら

初めて作られた方が半数近かったにも拘わらず、それぞれに狙いのある、バラエティーに富んだ好局が揃ったのではないでしょうか。

作品の完成に至るまでには、相当の時間と労力が費やされたことと思います。参加された皆さまのハードワークに、心よりお礼申し上げます。(ピリ辛流)

りゅう女


▲2六桂 △2四玉 ▲3四馬 △1三玉 ▲2五桂 △2二玉
▲3三馬 △1二玉 ▲2四桂 △2一玉▲1三桂不成△3一玉
▲2三桂まで13手詰

持駒桂四枚

当初「三桂あって…」をテーマに、桂三枚の作品を提出されたりゅう女さん。その後も改良を重ね、持駒桂四枚の趣向作へと進化させました。飽くなき情熱に敬意を表します。

2手目△1三玉は▲2五桂以下早詰。8手目の変化が細かく、△2一玉は▲1三桂打以下早詰。△3一玉は▲2三桂△2一玉▲1一馬△3二玉▲3三桂成まで同手数駒余りとなります。

OHSHOU


▲6二金打△8二玉 ▲7二金 △同 玉 ▲6二金 △同 玉
▲5一銀 △7一玉 ▲7二金 △同 玉 ▲5二飛成△7一玉
▲6二竜まで13手詰

金捨て二回

実戦ならしっかりと読み切って詰め上げたい局面ですね。

初手▲6二金打の俗手から銀を入手し、5手目▲6二金と捨てる。さらに9手目▲7二金と打ち捨てて収束します。

シンプルながら基本手筋の連続。二回の金捨てが心地よい好局でした。

なお本局は屋敷伸之九段の近著から取材したとのこと。屋敷先生、何とぞお許しのほどを。

千成ひょうたん


▲3一角成△同 玉 ▲2二角 △2一玉 ▲1一角成△同 玉
▲1三香 △2一玉 ▲1二香成△同 玉 ▲3二飛成△1三玉
▲2二竜 △1四玉 ▲2六桂まで15手詰

きれいにさばける

金銀を使用しない「貧乏図式」。特に難しいところはありませんが、角の打ち換えをはじめとして、キビキビとした手順が続きます。

8手目△1二合は▲同香成以下同手順駒余り。11手目▲3二飛成でようやく飛車が動き出します。

盤上の駒が目一杯働き、なおかつきれいにさばける。着地も吊し桂でピタッと決まりました。

A. K.


▲7一角 △同 金 ▲同飛成 △9三玉 ▲8二竜 △同 玉
▲7一角 △同 玉 ▲6二金 △8二玉 ▲7二金 △同 玉
▲8三銀 △6一玉 ▲6二金まで15手詰

大駒は捨てる

実戦からの取材とのこと。初手▲7一角は第一感でしょう。△9二玉は▲8二金△9三玉▲8三金(両王手)まで。△同玉は▲6一飛成以下早く詰みます。

よって△同金ですが、▲同飛成に△9三玉!▲8二竜!が丁々発止の応酬です。仕方のない△同玉に、再度▲7一角と打ち捨てて収束します。

実戦型の美しさと、読みの深さにとても感銘を受けました。

チビワン


▲4三飛 △2二玉 ▲4四馬 △3一玉 ▲3二歩 △同 玉
▲2四桂 △同 歩 ▲3三馬 △3一玉 ▲3二香 △2一玉
▲4一飛成△1二玉 ▲1一竜まで15手詰

細やかな手順

それほど広い玉ではありませんが、攻駒も限られており、細やかな手順が必要とされます。

初手▲4四馬は△3二玉で不詰。2手目△3二玉は▲4四桂△2二玉▲3一馬以下早詰です。

4手目△1二玉の変化がややこしく、▲2四桂△同歩▲3四馬に、イ△1一玉は▲1三飛成以下、ロ△2一玉は▲2三飛成以下、どちらも駒が余ります。

ピリ辛流「祝・サロン十周年」


▲2二金 △1三玉 ▲1二金 △2三玉 ▲1四銀 △同 玉
▲3四竜 △1五玉 ▲2四竜 △1六玉 ▲1七歩 △同 玉
▲2八銀 △1八玉 ▲2七竜 △2九玉 ▲3七銀 △3九玉
▲2八竜 △4九玉 ▲4八竜まで21手詰

初形「十」

盤面5枚のシンプルな図の割にはなかなかの曲者です。14手目△1六玉は▲2七竜△1五玉▲2四銀不成△1四玉▲1三金まで2手早く詰みます。

序の4手が必要かつ周到な下準備。単に初手▲1四銀とすると、上の変化手順で最後▲1三金とできず詰みません。

3手目▲1四歩は△同玉▲3四竜△1五玉▲3五竜に△2五桂合が妙防できわどく詰みません。

(作者の敬称は略しました)

 

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