年賀詰2016 解説Part1

2016.01.07 Thursday
 

新年明けましておめでとうございます。

当ブログの年始企画である年賀詰の前編です。指し初め前のウォーミングアップに如何でしょうか。本年も宜しくお願い申し上げます。(玉子王子)

玉子王子


▲3一角成△2三玉 ▲1二飛成△同 玉 ▲2二馬まで5手詰

玉は下段に落とせ

5二の飛車が当たっているので、初手は▲3一角成と両王手する一手。

対して△同玉は▲2二飛成まで、△3三玉は▲2二馬までの早詰なので△2三玉ですが、3手目▲1二飛成が詰将棋らしい玉を下段に落とす手筋で、以下△同玉▲2二馬で詰み上がります。

なお、3手目▲4一馬と金を取るのは△3三玉で不詰。

あつしくん


▲2六角 △同 玉 ▲1七金 △1五玉 ▲2七金まで5手詰

開き王手詰

年賀詰にふさわしい七色図式。初手▲3五角や▲5三角成などの開き王手は、△1六歩と合駒されて詰みません。また、初手▲1六金は、△同玉なら▲5三角成以下詰みですが、△1四玉と引かれると詰みません。

そこで初手▲2六角の両王手で玉を吊り出し、▲1七金と打ち換えるのが面白い手順で、最後は打ち換えた金を寄った開き王手で詰み上がります。

ななころび


▲2四桂 △1一玉 ▲2一金 △同 玉▲3三桂不成△3一玉
▲2一金まで7手詰

桂の包囲網

桂の特性を生かして、玉を包むように詰めるのが本作のテーマです。

まず初手▲2四桂で△1一玉(△2一玉は▲3三桂不成以下駒余りで早詰)と追い、▲2一金と捨てて玉を2一に呼んでから、▲3三桂不成と二枚の桂で玉の包囲網を絞っていきます。

最後は再度の▲2一金で収束。金打ちのリフレインが印象的でした。

チビワン


▲3二桂成△同 玉 ▲3一金 △同 銀 ▲4三銀 △4一玉
▲5二金まで7手詰

実戦型

矢倉囲いの実戦型詰将棋。初手▲3二桂成△同玉までは必然ですが、3手目▲4三銀は△同銀で5三角の利きが3一まで通って詰みません。

そこで角の利きを通す前に3手目▲3一金と捨て、△同銀と守りの銀を引かせます。以下は▲4三銀△4一玉▲5二金で詰み上がります(6手目△4一玉に代えて△2二玉も▲2三金までの詰み)。

うさこ


▲7四桂 △同 銀 ▲6二竜 △8一玉 ▲7二銀 △9二玉
▲8三銀引成△8一玉▲7二竜まで9手詰

一間竜の作り方

初手▲7一銀は△9二玉▲7二竜△8二歩合で詰みません。

7三の銀の守備力を弱め、かつ一間竜の形をどのように作るかが本作を解く鍵ですが、初手▲7四桂△同銀と捨てることで▲6二竜を実現させます。2手目△9二玉は▲8一銀まで。

▲6二竜△8一玉(△7二合は▲7三銀打以下駒余り)▲7二銀△9二玉に、▲8三銀引成の両王手が最後の決め手です。

ノラネコ


▲3一飛 △2三玉 ▲2二桂成△同 玉 ▲3三銀 △1三玉
▲1一飛成△2三玉 ▲2四金まで9手詰

要駒の打ち換え

初手は上部脱出を防ぐ▲3一飛で、△2三玉(△3一同玉は▲2二金まで)に3手目▲2二桂成が軽妙な成り捨て。

対して△1三玉は▲3三飛成以下、△1四玉は▲3四飛成以下、△2四玉は▲3五金以下駒余りで詰むので△2二同玉としますが、▲3三銀と攻めの要駒を桂から打ち換えて収束に入ります。

6手目△2三玉は▲2四金で、△3一玉は▲2二金で早詰。8手目△1二合は▲2四金で詰み。

敗者


▲2五桂 △同 歩 ▲3一角 △2三玉 ▲2四飛 △同 竜
▲2二角引成△3四玉▲4四角成まで9手詰

大駒の連携

初手▲3一角は△2三玉から上部に逃げられるので一工夫必要ですが、▲2五桂が巧い捨て駒。対して△2三玉と逃げるのは▲4五角が退路封鎖の好手で、以下△同竜▲2二飛△3四玉▲2四飛成△4三玉▲4二角成の同手数駒余りで詰み。

よって△2五同歩としますが、▲3一角△2三玉に▲2四飛と先に空けた所に捨てるのが最後の決め手で、△2四同竜と竜を移動させてから▲2二角引成〜▲4四角成で詰み上がります。

なお、6手目△2四同竜に代えて△3三玉は▲4二角成で早詰。変化手順を含めて大駒同士の連携が見事な作品です。

(作者の敬称は略しました)
 

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