【アーカイブ】盤寿を祝う会 プログラムより(2)

2017.04.02 Sunday
 


((1)はこちら

将棋席次表



(出席者名簿は省略しました)



将棋お祝いメッセージ

湘南将棋道場に通い始めたのは平成14年頃だったと思います。8級くらいの棋力で1局10分くらいで負けてしまい、待ち時間が長く辛い経験でした。見かねて先生が女性将棋教室に組み入れてくださり、勝ったり負けたりになって楽しくなりました。今でも当時の女性会員が5〜6人サロンにいらして楽しく指しています。ある時、快勝して得意になって局後の解説をしましたが、2週間後その方が先生の奥様だと知って青くなりました。【OHSHOU】

ネット将棋でボロ負けし、ヘボと罵られた夜、50の手習いでネットで調べた佐伯サロンで将棋を覚えようとした。先生は優しく誉められて伸びるタイプの私には最高の場所となりました。サロンで指していた時に要介護の母が亡くなり、親戚中から罵声を浴び辞める危機もあったが、税理士のO出さんに助けられました。実直O野、好漢F本、絶倫?Y井さん等、素晴らしい仲間に出会えたのも含め佐伯先生に感謝致します。今私は60才です。【敗者】

佐伯先生との交友は、20代前半に遡るので、60年になる。千住のある将棋会所でご指導いただいたのがキッカケで、ご指導の後の一杯から親密となり、新婚早々のお宅へお邪魔したり、名人戦、将棋会館の実戦も観戦させていただいた。先生の魅力は、そのお人柄にある。温厚のうちにも一本芯の通った大人の風格がある。近頃は、飲み会に旅行によくお伴させていただく。いつまでもお健やかに永いお付合いをさせていただきたい。【岡野道夫】

当時求職活動中で木曜日に参加可能だった為入会しました。定期的に将棋を指し、指導を受けたおかげで将棋に対するモチベーションが上がり、棋力向上に繋がったと思います。現在は年数回の参加となっていますが、人生の転機となった本サロンと関わりを持てたのは何かのご縁と感じており、感謝の気持ちでいっぱいです。【玉子王子】

駒音と笑い声と、時折降ってくる静けさと佐伯先生の優しい声が、私のサロンの思い出です。先生がいらっしゃらなかったら、こんなに将棋を好きでいられませんでした。81マスに注がれてきた先生の人生が、これからも輝かしいものでありますように。【高野豆腐】

近所の青少年会館で年末行われていた時の将棋大会では、定跡も知らず何とはなしに勝っていた時の審判のおじさんが佐伯先生との出会いでした。中学校3年生の時同じクラスの友人に藤沢の将棋道場に行こうよと誘われ受付のところに見覚えのあるおじさんが、その時あのおじさんがプロの先生だったと初めて知り驚いてしまいました。初めての道場で指したとき友人は3級、私は7級それまでは少しは得意がっていたのが恥ずかしくなるほど打ちのめされた気分でした。得意なものを打ち負かされると人間諦めるかのめりこむかだと思いますが、私の場合は振り飛車の定跡、易しい詰将棋、手筋集等を参考によたよたしながら初段になったころから将棋祭り、タイトル戦等の大盤解説が楽しくなりましたが、その時感じたのはあまりにも複雑で深いまるで深海や宇宙にいるような錯覚を覚えるようでした。そんな不思議な世界にいざなってくれる船長が佐伯先生だと思います。【篠田健治】

ご当地の銘酒“出羽桜”を少々呑み過ぎてご機嫌状態。サロン入門直後の65歳、実力3級。初めての6枚落ち! 夕餉のあとのひととき。酔っているとは云え真剣に指しているのになぜか、あの大事な飛車角を取られてしまうのだ。もう一局もう一局と懇願。先生はいやな顔ひとつせずニコニコしながら応じてくれた。後日某先輩に話したところ、色々と諭された。「たて続けに四局?! あの先生と一局指すだけでも大変なことなんだよ君! それと、少なくとも大駒を取られた時点で投了すべし!」 サロン有志による“天童の旅”。楽しゅうございました。【藤本欣吾】

小学5年生で湘南将棋道場ではじめて6級をいただいてから、45年の月日が流れました。学生の頃、いつか先生を実力で追い越したいと思っておりましたが、45年経った今尚、先生のは遥か雲の上の存在で、先生の偉大さを痛感しております。私自身も地元二宮町で将棋クラブを運営して、先生の教えを次世代に伝えるべく、奮闘しておりますが、教えるということはとても難しく根気のいることだと実感しております。私の人生もまた将棋中心であり、先生との出会いが、一期一会であり私の宝物です。透析かつ足に障害があり、なかなか皆様のお役に立てなくて申し訳ないですが、これからも、先生の背中を追いかけて将棋道を極めていきたいと思います。私の信条「将棋は勝っても負けても一手差が面白い」の一手差の美学でがんばります。【星】

佐伯先生との出会いは15年程前でした。大人の女性のいる道場を探していた私に、「佐伯先生が藤沢で女性教室をやっていますよ」と教えて下さった方の情報で、すぐにお電話した事でした。もしあの時すぐに行動していなかったら…。今の私はなかったでしょう。素晴らしい先生、そしてお仲間との出会いもです。将棋の基本「棋は対話なり」に程遠い私ですが、負けても「将棋大好き!」お仲間との楽しい時間です。佐伯先生に感謝です。【うさこ】

我家には宝物が二つある。将棋の盤と駒で、駒の方は佐伯先生に二段を認定して戴き、その喜びから購入したものだ。その一品は柘植、盛上漆、香月作、巻菱湖書体の美品だ。盤の方は、本榧、飾脚付、盤の裏に「贈秋田清殿 昭2年 13世名人 関根金次郎」と。この盤が昭和の激動期を経て、祖父から私へと渡って来たことの因縁の不思議を想う。ともあれ常々先生が口にされる「将棋を楽しんで下さい」を心に、将棋を一生の友に!!と願っている。【龍女】

『では、今度の木曜日にサロンにお越し下さい』。これが佐伯先生との初めての電話での会話でした。これが60才を過ぎたので何か趣味をと思い、駒の動かしかた位は知っていた将棋に取組むことになったきっかけでした。佐伯先生や奥様、そしてサロンの会員の皆様とのあたたかい交わりの中で、これからも将棋に研さんしていく気持でいっぱいです。【尾出厚史】

20年以上前になりますが、私が投了した時、横で見ていた先生から詰んでましたよと言われました。簡単な詰みでアッと驚く手順でした。発想の凄さにプロの真髄を見ました。元在籍した会社で泊りこみでご指導頂いている時、平手や角落ち飛車落ちでは勝てるのに、二枚落ちは絶対に勝たせてくれませんでした。将棋部の皆がまとめて負かされました。プロの意地を感じました。未だに将棋は毎日勉強精進されているとのこと、今後ともお付き合いお願いします。【鎌田正敏】

(3)に続く)

 

【アーカイブ】盤寿を祝う会 プログラムより(1)

2017.04.01 Saturday
 



(表紙)

将棋ご挨拶

ここに盤寿を迎えることが出来
こんなにうれしいことはございません。
皆様が応援してくださったお陰です。
これからも体調に気をつけて
将棋に携わって参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016.10.6
佐伯昌優



佐伯先生、盤寿の会おめでとうございます。

30年ほど前、たくさんの盤駒を車に積み、家族総出で汗をかきながら将棋大会を開催されていたことが懐かしく思い出されます。

現在、神奈川県は全国でも一二を争うくらいに将棋の盛んな街になりました。佐伯先生らが撒いた種が、しっかりと実をつけてきたためだと思います。

佐伯先生は若い頃「鬼の奨励会幹事」として恐れられていたそうですが、私自身は怒られた記憶はありません。むしろ、お客様の前での優しい笑顔、また、お酒を心から楽しそうに飲んでいる笑顔しか印象にありません。

少し前から先生に、大会や将棋まつりなどを任されるようになり感謝しております。その際、お客様を大切に第一に考えるという姿勢は先生から学びました。これからも普及に一番大事な事として続けていきたいと思います。

今、教室に通われている生徒の皆さんは多分、先生の笑顔を見に来られているのでしょう。これからも元気で「ほとけの佐伯先生」の笑顔で皆様を安心させてください。よろしくお願いいたします。

中村修



将棋プログラム

オープニング
開会 司会:原田浩光
開会の辞 大野勝吾

●盤寿祝いセレモニー
祝辞 中村修九段
お祝い品贈呈
謝辞 佐伯昌優九段

乾杯
●食事・歓談
スピーチ

●アトラクション
スペシャル・ライブ
真邉梓乃(Flute)、佐伯里帆(Bassoon)、黒尾香里(Piano)

トークショー
「合縁縁 〜我が棋士人生〜」
佐伯昌優九段、中村修九段(聞き手)、高橋和女流三段(聞き手)

名局解説「佐伯の名局」
加藤一二三vs佐伯昌優(1985)
北浜健介八段(解説)、中村真梨花女流三段(聞き手)

お楽しみ抽選会

閉会の辞 松下淑子
お開き・集合写真撮影



メニュー
●鶏肉と山の幸のテリーヌ
●人参のスープ
●カレイのイールドフランス
●牛ロース肉のソティー わさびソース
●パン2種●ブリュレ●コーヒー

フリードリンク
●ビール●赤ワイン●白ワイン●麦焼酎●芋焼酎●ウィスキー●日本酒●オレンジジュース●烏龍茶

(2)に続く)

 

年賀詰2017 解説Part2

2017.01.08 Sunday
 


(解説Part1はこちら

今年もバラエティーに富んだ10局が揃いました。ご参加いただいた皆さま、解説に協力して下さった玉子王子さんに心よりお礼申し上げます。

本企画はあくまでも年始の挨拶であり、創作の巧拙を競うものではありません。どうか温かな眼差しでご鑑賞いただければ幸いです。(ピリ辛流)

ピリ辛流


▲4一金  △同 玉  ▲4二銀  △3二玉  ▲2四桂  △2二玉
▲1二桂成 △同 香  ▲3一銀打 △1一玉  ▲2三桂まで11手詰

初形「17」

初形「17」。さらには「実戦型」「盤面七色」のトリプル趣向です。

初手▲4一金から▲4二銀の打ち換えが唯一の見せ場でしょうか。以下は玉方5二角の利きに注意しながら迫ります。

8手目△1二同玉は▲2三銀まで。10手目△3二玉は▲2四桂まで。せっかくなので、元日にちなんで(作意のように)△1一玉と雪隠に潜って詰まされてほしいですね(笑)。

チビワン


▲7二飛成 △同 玉  ▲6一角  △7三玉  ▲7四金  △8二玉
▲6二飛成 △9一玉  ▲9二竜  △同 玉  ▲8三金  △9一玉
▲9二歩  △8一玉  ▲7二角成まで15手詰

詰め上がり「○」

可憐な図ですが、手段が色々とありそうで、迷路にはまると案外苦戦するかもしれません。

初手▲6五角は△7三玉で不詰。▲7二飛成から入ります。8手目△9一玉で「おやっ」となりますが、そこで▲9二竜がありました。

一歩千金、▲9二歩を経て終局。詰め上がりは左下隅に小さな「○」が出来ました。

豚児


▲7三金  △8四玉  ▲7六桂  △7五玉  ▲6六銀  △8五玉
▲7四角  △9四玉  ▲8六桂  △同 香  ▲8三角成 △8五玉
▲7四馬  △9四玉  ▲8四馬まで15手詰

異筋で追う

一見して捉えどころのない図。初手に迷いますが、▲7三金から上に追い出します。「玉は下段に」「金はとどめに」の逆を行く異筋が狙いでした。

4手目△9四玉は▲9五銀△8五玉▲6三角以下早詰。7手目▲7四角は限定打。9手目▲8六桂の手触りは上々でしょう。

初形は玉桂香歩のみ。これを「鶯図式」と呼ぶようです。オーホケキョ。

敗者


▲4一飛  △2二玉  ▲3三金打 △同 金  ▲4二飛成 △2一玉
▲2二歩  △1一玉  ▲3一竜  △1二玉  ▲2四桂  △同 金
▲2一竜  △2三玉  ▲3二竜  △1二玉  ▲2一歩成まで17手詰

限定打▲4一飛

初手の発見がキーポイント。▲4一飛は限定打。△同玉は▲3三桂があります。△2二玉に▲3三金打から▲4二飛成と迫ります。

6手目△1一玉は▲2三桂。以下△同金は▲1二歩から、△同玉は▲3一竜から早く詰みます。

11手目▲2四桂が決め手。好形、好手順。手数の長さを感じさせないきびきびとした佳局でした。

低速の寄せ


▲3一角  △1二玉  ▲1三歩  △同 桂  ▲2二角成 △同 玉
▲1四桂  △1二玉  ▲2一銀  △同 銀  ▲2四桂  △同 歩
▲2一飛成 △同 玉  ▲2三香  △3一玉  ▲2二香成 △4一玉
▲4二銀まで19手詰

桂の巧打2発

持駒角金歩なら5手詰。金がないとこれほどまでに手間が掛かるのですね。

5手目▲2二角成から▲1四桂の打ち換え、9手目▲2一銀から▲2四桂の打ち捨てと、桂の巧打が印象に残ります。(収束の非限定はお許しを)

3手目▲1四香は△1三歩合▲同香成△同桂▲2二角成△同玉▲1四桂△1二玉▲2一銀△同銀▲同飛成△同玉▲2二歩△1一玉できわどく逃れます。

(作者の敬称は略しました)

 

年賀詰2017 解説Part1

2017.01.07 Saturday
 


新年明けましておめでとうございます。

当ブログの恒例企画である年賀詰の前半(5〜9手詰)を解説させていただきました。本年も宜しくお願い申し上げます。(玉子王子)

あつしくん


▲1三銀成 △同 玉  ▲2四角  △同 玉  ▲3四金まで5手詰

七色図式

昨年に続き、同作者による七色図式(初期配置で全ての種類の駒が一枚ずつ使用されている詰将棋)です。

初手▲3三角成のような開き王手だと、△1七桂成と飛車を取られて詰みません。

そこで初手▲1三銀成△同玉と位置をずらしてから▲2四角と両王手を掛けられるようにしたのが本作の工夫で、以下△同玉に▲3四金で詰め上がります。

龍女


▲3四銀  △3二玉  ▲2三飛成 △3一玉  ▲1三角成 △同 香
▲4三桂まで7手詰

詰将棋らしい手筋

初手は▲3四銀と4三への退路を絶ちつつ開き王手します。対して△2五合は▲2三銀上成なので△3二玉ですが、▲2三飛成△3一玉と追いつめます。

王手が続かないようですが、5手目▲1三角成と桂を取るのが決め手で、以下△同香に▲4三桂と打てば玉の逃げ場がありません。

開き王手、大駒を切って収束と、詰将棋らしい手筋が盛り込まれた作品です。

ハナ&ナツ


▲2三飛  △4二玉  ▲5一銀  △同 金  ▲4三金  △3一玉
▲3三飛成 △同 桂  ▲3二角成まで9手詰

退路封鎖と邪魔駒消去

4三へ逃がさないように初手▲2三飛は絶対ですが、△4二玉に3手目▲4三銀は△5一玉で失敗。正解は▲5一銀と捨てて5一への退路を塞ぐのが見えにくい手でした。

対して△5二玉は▲6二金まで、△同玉は▲5三飛成から早詰なので△同金ですが、▲4三金△3一玉と落としてから▲3三飛成の邪魔駒消去が決め手で、以下△同桂▲3二角成まで。

OHSHOU


▲1二桂成 △同 玉  ▲2三と  △同 歩  ▲1一飛  △同 玉
▲4四馬  △1二玉  ▲2二馬まで9手詰

危険地帯に誘う

初手▲2二桂成は△同飛、▲3二桂成は△同角で不詰。

正解は▲1二桂成△同玉と端に誘ってから▲2三とと飛車を取る手順で、対して△同玉は▲2四飛△3二玉▲2二飛成△4一玉▲4二竜までの同手数駒余り。

よって△同歩と取り、▲2二飛は△1一玉、▲4二飛は△3二歩で詰みませんが、▲1一飛と危険地帯に誘うのが決め手で、以下▲4四馬〜▲2二馬まで。

ノラネコ


▲5六金  △同と右  ▲6五金  △同 玉  ▲7五と  △5五玉
▲6五金  △同 と  ▲5四金まで9手詰

美しき対称形

5五玉を中心とした対称形の初期配置や、昨年の漢字である「金」4枚の持駒と形に拘った作品です。

初手▲5六金に、△同と右▲6五金△同玉(△同とは▲5四金で早詰)でと金を斜めに誘う手筋の連続から▲7五とと足掛かりを作ります。以下△5五玉に▲6五金〜▲5四金で詰め上がります。

なお、2手目を△5六同と左とした場合は▲4五金から同手数で詰み。

(作者の敬称は略しました)

 

年賀詰2017 Part2

2017.01.01 Sunday
 


(Part1はこちら

ピリ辛流(11手詰)


「HAPPY NEW YEAR 2017! 健やかな一年を」

チビワン(15手詰)


豚児(15手詰)


敗者(17手詰)


「昨年佐伯先生やピリ辛流さんから褒められたのが大変嬉しかったです。しかし才がない私にはそうそううまい手が出来ません。将棋も健康も“少車多歩”で行きます」

低速の寄せ(19手詰)


(作意手順を1/8に掲載します)

 

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サロンの概要

受講者随時募集

女性・初級者歓迎
見学もお気軽に


師範
佐伯昌優(さえき・よしまさ)九段

会場
フジサワ名店ビル 7階Bホール
JR・小田急藤沢駅南口2分

日時
第2・第4木曜日 13時〜17時

料金
入会金 2,000円
月謝 3,000円

対象
一般(年齢・性別・棋力は問いません。実力に応じて指導します)

内容
大盤で解説/指導対局もいたします/自由対局

備考
現在、30〜80歳代の男女半々の20数名の方々が、初心者〜有段者まで、棋力に合った楽しみ方をしています。(サロンの様子はこちら

お問い合わせ
E-mail s9ss@hotmail.co.jp
TEL 0466-82-9317

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