【インタビュー】佐伯五月さん その1

2010.10.11 Monday
 

【インタビュー】佐伯五月さん
その1 主人はサロンがある日を楽しみにしています


サロンを陰から過不足なくサポートする佐伯先生の奥様・五月さん。受講者にも五月さんの人柄を慕う人たちが少なくありません。
サロンの成り立ちから、趣味やプライベートまで、広くおたずねしました。

全3回に分けてお届けします。初回はサロンが開かれるまでの経緯を振り返っていただきました。(インタビュー:ピリ辛流、高野豆腐)


佐伯五月(さえき・さつき)さん
大阪市東住吉区出身。
1962年、佐伯昌優四段(当時)と結婚。藤沢市在住。
ぶしつけな質問にも、一つ一つ丁寧にお答え下さいました。

▲いきなりですみません。ご結婚のなれそめからお伺いできますか。

「知り合ったのは京都。祇園祭のときでした。私は大阪から来ていて、主人は大阪で対局した帰りだったようです。親には結婚を反対されました。将棋指しが職業として知られていなかった時代です。東京に嫁ぎ、1964年に茅ヶ崎に引っ越しました。団地が当たったんです。主人は平日家にいることが多かった。ご近所からは失業していると思われていたかもしれません(笑)」

▲このサロンが開かれた経緯をさかのぼってお聞きしたいのですが。佐伯先生が将棋道場を開かれたのは。

「上の息子が小学3年のときに、藤沢に道場(湘南将棋道場)を開きました。育ち盛りの子供が二人、やはり生活を安定させたいという意味合いがありました。お昼前に道場の鍵を開け、夕方まで手合い係を務めました。(主人が)早く来ないかな、と思いながら。その頃は将棋のルールも知らなかったんです。お客さんも次第に増え、土日には1日100人を超すようになりました。床が抜けないかと心配しました(笑)」


(湘南将棋道場)

▲道場内で教室を開かれたのは。

「地元のタウン紙から依頼があり、初心者教室を開きました。その頃からいらした方が、今でも多くサロンに見えています。主人が引退し、一時体調を崩したことをきっかけに、道場の閉鎖を決めました。お客さんが減り、赤字になってまで続けるつもりもなかったので。32年間営業しました。その後、教室のお仲間はあちこちの道場に出向くようになり、私もよくお誘いを受けていました」


(初心者教室)

▲生徒たちも行き場を失って残念がっていたのですね。

「主人に相談し、今の会場を見つけ、月に2日、今の教室(サロン)を始めることにしました。主人も未練があったのでしょう。やはり将棋が好きなんですね。今でも毎月2回、サロンがある日をとても楽しみにしているようです。『勉強しないと』とか『宿題を作らないと』とか、家でもうれしそうですから」

▲今のお話を聞けただけでも、今日お会いした甲斐がありました(笑)。ところで当初は女性オンリーだったそうですね。

「ええ、『佐伯八段将棋サロン 女性教室』でした。案の定、男性の常連さんから参加できないかという要望があり、性別不問として今に至っています。男女混じって和気あいあいも良いのではないでしょうか」

▲ご自身の将棋はいかがですか。

「もう少し強くなりたいけど、さっぱり……。サロンのとき以外、家では勉強しないので。あっ、サロンの宿題は解いています。いつの間にか主人に見られていて、『どうしてそういう発想をするかな〜』なんて言われて、止めちゃう(笑)」

(その2に続く)
次回は「勝負師の妻」ならではの逸話?にも迫ります。お楽しみに。
 

陣屋リポート(10.09.29)


「皆さん、陣屋に行かれませんか?」
と、佐伯先生が仰ったのは、前々回の、サロンでの事。

そして、ホワイトボードには、燦然と輝く、第58期王座戦第3局、現地大盤解説会、IN陣屋の文字が。

陣屋さん…。陣屋事件の陣屋さんですか…。

羽生善治王座VS藤井猛九段ですか。
秦野市、鶴巻温泉駅から徒歩4分なんですか。
解説は、森内俊之九段、聞き手安食総子女流初段ですか。
歴代の方々の色紙があるんですか。
宮本武蔵の刀もあるんですか。

トトロの樹もあるんですかっ。
………

参ります!


陣屋リポート

そのようなわけで、サロン受講者の数名は、陣屋の大盤解説会に行って来ました。



駐車場に着くと、まずいきなりの、太鼓でお出迎え。宿泊も致しませんのに…なんとなく恐縮です。

鯉の泳ぐ池の上を通って、館内へ。
到着は14時ちょっと過ぎ。解説会は15時からですが、すでに沢山の方がいらっしゃいました。
お代は広間に続く入り口のところで(2000円)。希望すれば、夕食のおにぎり(500円)も予約出来るんですね。見る側だって長丁場です…。
コーヒー等は嬉しい飲み放題でした。

解説会までの時間を利用して、ロビー探索など。



お庭も、凄く綺麗らしいです。靴を履くのが面倒で、お散歩しませんでしたが。

と、ロビーで、佐伯先生にお会いしました。
お知り合いの方と御歓談中でしたので、お写真撮れず。残念。
しかも、その後、見失ってしまいました。先生、何処ですか。



大きいです。なんか美味しそうですね。



棋士の方々の色紙が。綺麗な字。
サロンの先輩曰く、「陣屋に来ただけで(これらを見ただけで)、香車一枚分は強くなるよ。」とのこと。
信じていいんですか。

解説会

3時が近づいたので、広間へ。
皆が見つめる先には、大きなスクリーンに映し出された盤面。対局室の様子を中継している、モニター。そして、これから解説が行われるであろう、大盤が据えられています。

この時の局面は、確かこんな感じ。↓



挑戦者の藤井九段が、6四に角を打ったところです。
これに対して、羽生王座が、しばらくして▲4七金と指されました。
だんだん大広間の人口密度も高くなる中…
思いのほかひっそりと、解説者の森内九段と、安食女流初段が御登場なさいました。
大きな拍手と、シャッター音の嵐です。

初手から、おさらいして下さるんですね宜しくお願い申し上げます。

「まだ、駒はぶつかっていませんね。」と安食女流初段。
4七金の次は、どうなるんでしょ…。

▲4七金▽4五歩▲6五歩▽4六角。
何だかドキドキします。



ふと、お隣に座る、藤井九段ファンの先輩が、「この中で、藤井先生ファンの人の割合はどのくらいだろう。」と呟かれました。
ん〜…
“羽生先生が好きです。でも藤井先生の方がもっと好きです。”という方と、“藤井先生が好きです。でも羽生先生の方がもっと好きです。”(@松〇引越センター)という方のどっちが多いか、ということですよね…、この場合…。

解説の先生もくるくる変わる、贅沢さです。↓



さて、指し手も色々進んで(凄くざっくり)、夕食休憩前には、このような局面でした。↓



ここで出題されたのが、“次の一手問題”。
次の羽生王座の手を当てろ、と仰るんですね。
正解者には、対局者のお二方直筆色紙などが頂けるとか。
森内九段が挙げられた候補手は、“3三角成”、若しくは、“9五香”。
「後は、私が信用出来ないという方は、御自身で考えてお書き下さい(笑)。」
とのことでした。
とりあえず、何も考えずに、3三角成。

夕食休憩中



どこでも、盤を広げるのが、凄いところ。
しかも、王座戦を検討しているとかでは無く、単に一局指しているという…。
これが、佐伯九段将棋サロン魂です…よ?

さてさて。
一局終えられた、先輩のHさんに伺ってみました。
「次の一手、何とお書きになりましたか?」
五九に香車と。」(H氏)
「へ〜。(この人、森内九段を信用してないんだな…)」

対局再開

七時になったので、対局が再開されました。
なかなか、お指しにならない、羽生王座。
「大多数の方が、本命の候補手を書かれてます。別の手を書かれた方は、数名ですね。」と、森内九段。
抽選になるのでしょうか。

と。
画面の、羽生王座の手が動きました。
「あ。指した。」
「何か打ったぞ!」とザワザワ。
打った?て事は、候補に無かった手を指されたって事ですか。
う〜ん。残念…。
でも、あれですね。プロの先生方が考えて、挙がらなかった手を当てるなんて、そんなの…ある意味、一流のスナイパーです。
ゴルゴ13ですよね〜。

………

羽生王座の一手。↓



5九香。
って…あぁっ!
佐伯先生、どちらですか!
Hさんがデューク東郷だったんですけど!

吃驚してしまいました。
この手を当てられたのは、こちらの解説会では、Hさんと、もうお一方だけでした。凄いです…。ブラボーです。
羽生王座直筆の色紙、おめでとうございます!

このように、佐伯サロン的には一大イベントな出来事も乗り越え、さらに煮詰まっていく、王座戦、第3局。
夜も更けてきて、電車でお越しの方は、終局時間が気になっちゃいますよね…。
それにしても、私なんかは、棋力がへろへろなので、口開けて聴いてるだけですが、見ている方の質問や、突っ込みが結構激しいんですね…。皆さん、楽しそう…。

21時を回り、時計を気にしだす人々。
先にお帰りになった先輩から、メールで「どっちが形勢よし?」とのご質問が。いや〜…ごめんなさい。自分、分かりません。

モニターの中では、対局者のお二人が、忙しく扇子をパタパタしていらっしゃいます。お疲れでしょうね…。



解説の先生方も、大変です…。

私は何も分からないので、飛車で王手するかな〜?と思ったら桂が跳ねたり、ふいに(ふいじゃないかも)角が打ち込まれたりと、何だかもう、スペクタクル。

でも、そうこうしている内に、森内九段が仰いました。

「いや、羽生王座、やっぱり強かったですね。」
えェ!
もう、決まりなんですね?

そして……



で、藤井九段が投了なさり、羽生王座が19回目のタイトル防衛となりました。
う…角も、桂も、最後に物凄く利いてるんですよね?すごこわいです…。

終局したのは、結局、22時ちょっと過ぎ?でした。

対局なさっていたお二人は、傍で見ていた私達より、今日一日を、ずっと長く感じていらしたのでしょうか、それとも、逆に短く感じていらしたのかなあ。
羽生王座、おめでとうございます。藤井先生、お疲れ様でした。
解説の先生方も、全ての皆さんもお疲れ様でした。
棋士って、大変なお仕事ですね…。

全く、全然、天と地よりも隔たれた場所におりますが、せめて、失礼にならないように、出来る限りまじめにお勉強しようと思いました…。



ところで。
Hさんが獲得なされた色紙…。なんと。頂いてしまいました!
これからは、敬意をこめて、心の中で“ゴルゴさん”とお呼びします。
謝礼はスイス銀行に振り込めば宜しいですか。
 

相模原市将棋大会(10.11.28)


公式ページはこちら。以下一部転載します。

相模原市将棋大会

●期日
平成22年11月28日(日) 受付9時30分から   開始10時

●会場
相模原市民会館 2階会議室(相模原市中央3-13-15)
●アクセス
JR横浜線相模原駅下車南口出て、
神奈川中央交通バス『1番』『2番』乗り場。
バス1番乗り場から
「市民会館前」バス停下車徒歩すぐ
バス2番乗り場から
「市役所前」バス停下車徒歩1分

●参加費
一般 1,700円 支部会員1,300円(相模原支部会員限る) 女性・小中学生800円

●参加資格
Aクラス 三段以上
Bクラス 初段・二段
Cクラス 級位

●競技方法
‘本将棋連盟規則を採用。総平手戦。
■寛鸚錙⊂絨矛莨.函璽淵瓮鵐畔式
B亢匹蓮∋ち時間20分・秒読み30秒
い修梁勝⊃聞圓砲弔い討蓮⊃拡縦垢了惻┐暴召Δ海

●その他
○昼食付き
○申込みは当日会場で受付けます。

●問合わせ
日本将棋連盟相模原支部
相模原市城山町川尻4056−1  岡部 利春
電話 042−782−3257

●主催
日本将棋連盟相模原支部
●後援
日本将棋連盟神奈川県支部連合会
 

寒川町文化祭将棋大会(10.11.07)


公式ページはこちら。以下一部転載します。

第41期寒川町文化祭将棋大会

●期日
平成22年11月7日(日)

●場所・交通
会場:JAさがみ 寒川支店 二階ホール
(〒253-0105 神奈川県高座郡寒川町岡田246)
TEL:0467-75-6000
交通:JR相模線寒川駅北口前

●集合時間
受付: 午前9時30分から
●競技時間
開会: 午前10時

●競技方法
ヾ力別による総平手戦でABCDEの5階級制
※E級は、15才以下と女性の初心者に限ります
対局数は、ABC級が4局、DE級は5局で点数制採用
※多数参加者級の「3勝者決勝トーナメント」の場合あり
A芦鸞膕顱5/4・王座戦)BCDE級で優勝者された方は、各上級で対局
い修梁勝⊃聞圓砲弔い討蓮⊃拡縦垢了惻┐暴召Δ海

●参加費用
参加賞・昼食付き
^貳漫。隠牽娃葦
高齢者(70歳以上)
・大学生・高校生・日本将棋連盟支部会員証持参の方 1600円
D内在住者・中学生以下・女性  800円

●申し込み
当日会場にて受付

●備考
・駐車場はありません。
・事故防止の為、小学生以下の参加は大人の付添いを必要とする。

●主催 実施機関
主催:寒川町教育委員会
実施機関:第41回寒川町文化祭実行委員会
将棋大会実行団体:日本将棋連盟寒川支部(寒川町将棋愛好会)
●お問い合せ
日本将棋連盟寒川支部(寒川町将棋愛好会) 会長(支部長) 鈴木 英之
TEL: 0467-74-1525
 

町田市民文化祭将棋大会(10.11.06)


案内チラシを以下に転載します。

平成22年度町田市民文化祭将棋大会

●会場
町田市民ホール
町田市森野2-2-36 TEL:042-728-4300
●アクセス
小田急線町田駅(西口)徒歩約7分
JR横浜線(中央口・小田急線連絡口)から徒歩約10分

●日時
2010年11月6日(土)
当日9:20から受付

●参加費
2000円/1人(昼食付き)
ただし、小・中学生と女性は1000円/1人(昼食付き)
優秀者には表彰状

●総括主催
町田市
●主管
町田市文化協会
●共催
(財)町田市文化・国際交流財団
●個別事業主催
(社)日本将棋連盟町田支部 連絡先:042-726-2111

※お願い
公共交通機関のご利用をお願い致します。
ゴミの持ち帰りにご協力お願い致します。
 

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サロンの概要

受講者随時募集

女性・初級者歓迎
見学もお気軽に


師範
佐伯昌優(さえき・よしまさ)九段

会場
フジサワ名店ビル 7階Bホール
JR・小田急藤沢駅南口2分

日時
第2・第4木曜日 13時〜17時

料金
入会金 2,000円
月謝 3,000円

対象
一般(年齢・性別・棋力は問いません。実力に応じて指導します)

内容
大盤で解説/指導対局もいたします/自由対局

備考
現在、30〜80歳代の男女半々の20数名の方々が、初心者〜有段者まで、棋力に合った楽しみ方をしています。(サロンの様子はこちら

お問い合わせ
E-mail s9ss@hotmail.co.jp
TEL 0466-82-9317

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