手合係は見た【42】

2016.11.21 Monday
 


【42】駒落ち考

先月から二度にわたって行われたトーナメント。駒落ち戦では上手(上位者)が厚かったようです。

駒落ちの下手は難しい。特に私たち素人同士にとっては。以下に愚考を述べてみます。

一つには「駒落ちなら勝てるんじゃないか」という思い。油断につながり、将棋が粗くなる。二つには「駒落ちで負けるのは恥ずかしい」という思い。こう思うこと自体、すでに不利なんですね。上手は「負けてもともと」。手が伸びて力が出るでしょう。これらはメンタルがもたらす作用です。

三つには「錯覚」にも似た「事実誤認」があること。下図をどうぞ。

(1図は角落ち)


(2図は桂得。角落ちと同じくらいの差(仮説))


(似て非なる。3図は角得)


以前駒の価値(点数)について習いました。(歩1、香3、桂4、銀5、金6、角8、飛10)

角落ちの初期配置(1図)は下手63点、上手55点の8点差。比率に換算すると下手:上手=53:47。これは微差と言ってもいいでしょう。

8点差とは桂得(2図)くらいの差。2図は下手67点、上手59点の8点差(同様に53:47)。こんな局面は平手ならいくらでもあるし、簡単に逆転するでしょう。

ところが私たちは角落ちを「角得」(3図)くらいに思ってしまう。3図は下手71点、上手55点の16点差(同様に56:44)。桂得と角得ではかなり違うでしょう。

角落ちは簡単ではない。桂得くらいと心得ましょう。同じく飛車落ちは銀得くらい。まったくもって油断なりません。

スナップショット

(図は△2二飛まで)


Kさんと角落ちで一局。私は即興で初手△2二飛(図)。角落ちを最も活かした手に思えたのです。平手だと1手で回れませんからね(笑)。

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手合係は見た【41】

2016.10.24 Monday
 


【41】盤寿を祝う会余話

10月20日、「反省会」の名のもとに、「盤寿を祝う会」最後の幹事打ち合わせが開かれました。会を無事に終えた安堵もあり、和やかな雰囲気に終始しました。(美味しい料理と一緒だったことは秘密)

80名に及んだ盛会は、ひとえに佐伯先生のご人徳によるものでしょう。5月下旬、中村九段から門下棋士5名全員の出席の知らせが届いたときは、一門の結束の強さを再認識し、会の成功を確信しました。さかのぼって3月、藤沢駅近くに素敵な会場が見つかり、会の骨格を決めることができたのも幸運でした。

私は会の企画を任され、やりたかったことの8割くらいはできたかと思います。後に司会を兼ねることになりましたが、裏方(ディレクション)との二刀流はさすがに無理筋でした。バイトを雇ってでも、進行助手を置くべきだったかもしれません。

スナップショット

(図は▲3八飛まで)


最近指した将棋から。先手の引き角戦法に、私はナントカの一つ覚え。図から△4二金左▲2四歩△7六歩▲2三歩成△4四角▲3二と△4三金直▲7九玉△8五桂と進みました。

▲2四歩を手抜く人はいませんかね。但し後手の角のラインも強烈なので、いい勝負かと思っていました。

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手合係は見た【40】

2016.09.19 Monday
 


【40】最終盤!プロジェクトB

以前紹介したプロジェクトB(「盤寿を祝う会」の企画・実施)も、いよいよ最終盤を迎えました。先週、

9/14 中村修九段、高橋和女流三段
9/15 幹事メンバー
9/16 会場宴会担当

との最終打ち合わせを済ませ、準備の大半を終えました。参加者は当初の予想を大きく上回り、80名近い盛会となりそうです。(参加の申込はすでに締め切りました

10/6(木)13:00スタート。冒頭から見せ場ですので、どうか遅刻などなさらぬよう。受付は12:30から。混雑を避けるべく、なるべくお早目のご来場をお願いいたします。

スナップショット

(図は△4八成桂まで)


Mさんと久しぶりに指しました。終盤の削り合い。図から▲6七歩は錯覚でしたか(△5二竜が生じていた)。代えて▲4二成桂なら穴熊が活きる展開が見込めたかもしれませんね。

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手合係は見た【39】

2016.08.22 Monday
 


【39】昇段・昇級について

ある受講者から表題のおたずねがありました。最近来場されていない方だったので、「それなりにサロンにいらして、それなりに勝っていただくことでしょうか」と答えましたが、言葉足らずだったかもしれません。ここに補記したいと思います。

●入会時の段級の申請・認定

自己申告が基本です。他の道場で指している段級があれば、そちらをお示し下さい。「私は初段です!」とおっしゃる方に、「いいえ違うでしょう」と答えるはずもありません(笑)。不明の方は、サロンで数回指していただいた結果から、当座の棋力が認定されます。

●サロンにおける昇段・昇級

・対局結果(戦績)
サロンでの対局結果は半年ごとに集計され、佐伯先生がこれをもとに「総合的に判断して」決めておられるようです。上位者に勝ち越したとか、ある人には負けていないとか、特定の案件で決まるものではないことをご承知下さい。

・勝率顕著
勝率が明らかに抜きん出ている方は、(半年を待たずに)それ相応の段級に上がっていただきます。

・その他
他の道場で昇段・昇級された方が、そのままサロンの段級として適用されたことがありました。

スナップショット

(図は△2四歩まで)


久しぶりに来場された玉子王子さんと指しました。▲7六歩△3四歩▲7五歩の出だしから、私は退嬰的な相振り飛車へ。▲8五桂はかなり前に指されたもので、長い駆け引きがありました。

図から玉子王子さんは▲9三桂成を決行。以下△同桂▲9四歩△6四桂▲7九飛△5六桂は、やや後手ペースでしょうか。しかしその後の私は急所を外しまくりでした(笑)。

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手合係は見た【38】

2016.07.25 Monday
 


【38】放課後の感想戦

サロンの後に、少し火照った頭と体をクールダウン。下の階の居酒屋で「放課後の感想戦」が開かれます。佐伯先生もご都合のつく限り同席されています。

話題は今しがた指した将棋のこと、棋界話、昔話、趣味やスポーツ、時事ネタ・・・。まあ与太話ですね。決して敷居が高い訳ではありません。ご用とお急ぎでない方はぜひご一緒に。

前回は都知事選の話題となり、誰が受かるか、予想が見事三つに割れました。各人ワンコインずつ払い、勝った人の総取りと決まりました。さてどうなりますか。

【サロン来場者数】(2016年1〜6月)

月日 来場者(人) 天候 特記事項

01/14 21 晴 指し初め
01/28 22 晴 神奈川新聞社取材
02/11 20 晴 駒落ちの解説スタート
02/25 22 晴
03/10 22 曇
03/24 20 雨/曇 寒の戻り

04/14 21 雨/曇 中村九段来場
04/28 20 雨 GW前
05/12 20 晴 初夏の陽気
05/26 19 晴
06/09 23 曇 梅雨入り
06/23 26 雨

スナップショット

(図は▲5九角まで)


時計の練習がしたいTさんと初手から30秒で指しました。図の▲5九角は誘いの隙でしょうか。飛車先を切ったときに聞こえたささやき。やはり天使ではなく悪魔だったようです。

図から△4六歩▲同歩△同飛▲4七歩△5六飛!▲5七金△6五銀!▲5六金△同銀の進行。その後はお互い秒に追われ、形勢は二転三転。何やら違うゲームと化していました(笑)。

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師範
佐伯昌優(さえき・よしまさ)九段
指導員 遠藤三郎アマ六段

会場
フジサワ名店ビル 7階Bホール
JR・小田急藤沢駅南口2分

日時
第2・第4木曜日 13時〜17時

料金
入会金 2,000円
月謝 3,000円

対象
一般(年齢・性別・棋力は問いません。実力に応じて指導します)

内容
大盤で解説/指導対局もいたします/自由対局

備考
現在、30〜80歳代の男女半々の20数名の方々が、初心者〜有段者まで、棋力に合った楽しみ方をしています。(サロンの様子はこちら

お問い合わせ
E-mail s9ss@hotmail.co.jp
TEL 0466-82-9317

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