サロン日誌(16.10.13)

2016.10.15 Saturday
 


【講義】

駒落ちの指し方 【7】香落ち(3)

香落ちの3回目。2月に始まった駒落ち講座もこの日で最後となりました。

初手からの指し手
△3四歩  ▲7六歩  △4四歩  ▲2六歩  △3五歩  ▲2五歩
△3三角  ▲1六歩  △1二飛  ▲1五歩  △3二銀  ▲4八銀
△6二玉  ▲6八玉  △7二玉  ▲7八玉  △4三銀▲4六歩(1図)
△3四銀 ▲5八金右  △5二金左 ▲9六歩  △9四歩  ▲4七銀
△8二玉  ▲3六歩  △同 歩  ▲同 銀  △3五歩  ▲4七銀
△7二銀  ▲2六飛  △5四歩  ▲3七桂  △6四歩  ▲5六銀
△4二飛  ▲4五歩(2図)

上手が△1二飛と1筋をケアした形です。△4三銀には▲4六歩(1図)が機敏で、いつでも▲4五歩の攻め筋を見ています。以下攻めの態勢を整え、▲4五歩(2図)から開戦します。

(1図は▲4六歩まで)


(2図は▲4五歩まで)


2図からの指し手(1)
△7四歩  ▲4四歩  △同 飛  ▲4六歩(3図)△4三飛▲3三角成
△同 飛  ▲8八角  △3二飛  ▲2四歩  △同 歩  ▲同 飛
△2三歩  ▲3三歩(4図)にて下手有利

控えて打つ▲4六歩(3図)が習いのある好手。次の▲4五銀や▲4五桂の支えになっています。以下4図まで見事に決まりました。

(3図は▲4六歩まで)


(4図は▲3三歩まで)


2図からの指し手(2)
△4三金  ▲4四歩  △同 金  ▲2四歩  △同 歩  ▲4六歩
△4三金  ▲4五銀  △同 銀  ▲同 桂  △8八角成 ▲同 銀
△4四歩  ▲2四飛  △2二歩  ▲5三銀  △3二飛▲1二角(5図)
にて下手有利

こちらも▲4六歩(控えの歩)が急所。以下5図まできれいにさばけました。

(5図は▲1二角まで)


【自由対局】





 

サロン日誌(16.09.22)

2016.10.02 Sunday
 


【講義】

駒落ちの指し方 【7】香落ち(2)

香落ちの二回目です(一回目はこちら)。

初手からの指し手
△3四歩  ▲7六歩  △4四歩  ▲2六歩  △3五歩  ▲2五歩
△3三角  ▲1六歩  △3二飛  ▲1五歩  △4二銀  ▲4八銀
△6二玉  ▲6八玉  △7二玉  ▲7八玉 △5二金左 ▲5八金右
△9四歩  ▲9六歩  △8二玉  ▲1四歩(1図)

(1図は▲1四歩まで)


佐伯先生は「ここは必ず仕掛けて欲しい局面です」と数回強調されていました。

6一の金が浮いている内に戦いに持ち込めば、後で浮き駒が響いてくるということですね1図で代わりに▲5六歩と突いてしまうと、△7二銀と上がられて仕掛けにくくなります。また、1図に至るまでで、上手△5二金左の代わりに△7二銀とされていても、今度は4一の金が浮いているので、同様に仕掛けのチャンスということになります。

1図からの指し手
△1四同歩 ▲同 香  △3六歩  ▲同 歩  △1三歩  ▲同香成
△同 桂  ▲1八飛(2図)

(2図は▲1八飛まで)


前回では△1三歩に対して▲2四歩△同歩▲1三香成△同桂▲1四歩と攻めましたが、今回は別の攻め方です。

2図からの指し手
△1二飛  ▲2四歩  △同 歩  ▲1四歩  △2五桂  ▲1六飛(3図)

(3図は▲1六飛まで)


△2五桂に▲1六飛と浮くのが△1七歩のたたきを防ぎながら3六の歩にヒモを付けた好手ですね。

3図からの指し手
△1五歩  ▲同 飛  △3二飛  ▲1三歩成 △4五歩  ▲2三と
△8八角成 ▲同 銀  △3六飛  ▲2四と  △3八飛成 ▲2五飛
△2八歩  ▲3九歩  △2九竜  ▲3四と(結果1図)にて下手有利

(結果1図は▲3四とまで)


前回と似た展開ですね。

3図からの指し手
△1一香  ▲3五歩  △7二銀  ▲1三歩成 △同 飛  ▲同飛成
△同 香  ▲3四歩  △2二角  ▲2三飛(結果2図)にて下手有利

(結果2図は▲2三飛まで)



上手が△1一香と持ち駒を投入した受けに対しては、▲3五歩とじっと突くのが良い手なんですね(他に▲2三歩や▲2六歩もあり)。△7二銀に代えて△4三銀と上がって▲3四歩を受けるのは、角を捌く目途が立たなくなるのが上手のつらいところです(△4五歩と突けない)。本譜は飛車交換後、▲3四歩から上手の角が追われる展開になりました。

次回に続きます。

【自由対局】

当日は雨天にも関わらず、祝日のおかげなのか26名と盛況でした。





 

サロン日誌(16.09.08)

2016.09.11 Sunday
 


【講義】

駒落ちの指し方 【7】香落ち(1)

駒落ちのラストは香落ち。奨励会では今も普通に指されており、香落ちの克服も昇級の鍵となるようです。ごく僅かなアドバンテージをどう活かすか。

初手からの指し手
△3四歩  ▲7六歩  △4四歩  ▲2六歩  △3五歩  ▲2五歩
△3三角  ▲1六歩  △3二飛  ▲1五歩  △4二銀  ▲4八銀
△6二玉  ▲6八玉  △7二玉  ▲7八玉 △5二金左 ▲5八金右
△9四歩  ▲9六歩(1図)

上手は三間飛車が常套手段。△3四飛の好形を許すと下手厄介とのことです。

(1図は▲9六歩まで)


1図からの指し手
△8二玉  ▲1四歩  △同 歩  ▲同 香  △3六歩  ▲同 歩
△1三歩  ▲2四歩  △同 歩 ▲1三香成  △同 桂  ▲1四歩
△2五桂 ▲1三歩成  △4五歩  ▲2六飛(2図)
△8八角成 ▲同 銀  △4四角  ▲1六飛  △1五歩  ▲2三と
△3四飛  ▲1五飛  △3六飛  ▲2四と  △3八飛成 ▲2五飛
△2八歩  ▲3九歩(3図)
△2九竜  ▲3四と  △1七角成 ▲4四桂 △6二金寄 ▲2二飛成
△5一銀  ▲4三と  △7二銀  ▲3四角(4図)にて下手有利

▲1四歩から端を攻め、香車を犠牲にしてと金を製造。以下も自然な攻めに見えますが、△4五歩のさばきに▲2六飛(2図)はなるほどの手。△3六飛を防ぎながら飛車を軽くしています。私なら▲2六歩として負かされていますね(笑)。

(2図は▲2六飛まで)
 

途中▲2三とや▲3九歩(3図)などの細かい利かしも、香落ちの手合いならではでしょうか。4図は上手にも竜と馬を作られており、「これで下手有利?」の声も聞かれました(笑)。

(3図は▲3九歩まで)


(4図は▲3四角まで)


【自由対局】







 

サロン日誌(16.08.25)

2016.08.28 Sunday
 


【講義】

駒落ちの指し方 【6】角落ち(3)

角落ちの3回目。駒組みのおさらいです。前回と異なり、上手は△8五歩を保留。△8五桂からの攻めを含みに、△6二飛(1図)と6筋に狙いを定めました。

(1図は△6二飛まで)


1図からの指し手
▲4五歩  △同 歩  ▲3五歩  △同 歩  ▲同 角  △3四歩
▲5七角(2図)△4三金  ▲1六歩  △1四歩  ▲7九玉  △9四歩
▲8八玉  △9五歩  ▲3七桂  △2二銀  ▲4五桂  △4四銀
▲4六銀  △6一飛(3図)

▲4五歩から角をさばき▲5七角(2図)。えっ!今日は(▲2六角ではなく)▲5七角ですか! なるほど△8五桂▲8六銀△6五歩の攻めをケアしている(6六〜8四方面に利かせておく)のですね。原田泰夫九段の「臨機応変、現場処理」を思い出しました。

(2図は▲5七角まで)


以下下手は玉を入城し、右桂を使います。△6一飛(3図)は▲8四角が飛車に当たらないようにしたもの。あまり冴えた手ではないようです。さあ憂いなく攻めましょう。

(3図は△6一飛まで)


3図からの指し手
▲3五歩  △同 歩  ▲1五歩  △同 歩  ▲3三歩  △同 桂
▲同桂成  △同銀上  ▲4五歩  △5三銀  ▲4四桂  △同銀右
▲同 歩  △同 金  ▲3五銀(4図)にて下手優勢

▲3五歩〜▲1五歩が名調子。以下自然な攻めで4図となれば下手十分でしょう。

(4図は▲3五銀まで)


【自由対局】







 

サロン日誌(16.08.11)

2016.08.14 Sunday
 


【講義】

駒落ちの指し方 【6】角落ち(2)

前回のおさらいをしながら1図へ。ここから二通りの解説がありました。まずは「下手攻める」の巻。

(1図は▲2六角まで)


1図からの指し手(1)
△9五歩  ▲3七桂  △3三桂  ▲3六銀  △2二銀  ▲3五歩
△同 歩  ▲同 銀  △3六歩  ▲4四歩  △4二金  ▲2四歩
△同 歩  ▲同 銀  △2三歩  ▲3五銀  △3七歩成 ▲同 角
(2図)にて下手有利

▲3五歩から開戦。△3六歩が見えるのでためらいたくなりますが・・・。▲4四歩△4二金を決め、堂々と▲2四歩ですか。以下2図まで進めば、桂損でも次の▲3四歩が受からないと。実に味わい深い手順ですね。なお△2四同歩に代えて△3七歩成も▲同角△2四歩▲同銀△2三歩▲3五銀で2図に合流します。

(2図は▲3七同角まで)


1図からの指し手(2)
△6五歩  ▲同 歩  △同 桂  ▲6六銀  △8六歩  ▲同 歩
△8五歩  ▲同 歩  △8六歩  ▲7五歩  △8五飛  ▲7六金
△8一飛  ▲8五歩(3図)にて下手有利

次に「下手受ける」の巻。図から△6五歩は無理筋とのこと。下手は恐がらずに受けましょう。△8六歩からの継ぎ歩には▲7五歩が好手です。

(3図は▲8五歩まで)


△8六歩に代えて△7七歩も▲同桂△同桂成▲同銀△6五桂▲6八銀△6六歩▲同金△7七歩▲7九金(4図)と丁寧に応接すれば耐えていますね。次は▲6七金〜▲6六歩の要領です。

今日のまとめ。角落ちはやはりそれなりの力が必要とされる手合いなのですね。

(4図は▲7九金まで)


【自由対局】









 

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佐伯昌優(さえき・よしまさ)九段
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フジサワ名店ビル 7階Bホール
JR・小田急藤沢駅南口2分

日時
第2・第4木曜日 13時〜17時

料金
入会金 2,000円
月謝 3,000円

対象
一般(年齢・性別・棋力は問いません。実力に応じて指導します)

内容
大盤で解説/指導対局もいたします/自由対局

備考
現在、30〜80歳代の男女半々の20数名の方々が、初心者〜有段者まで、棋力に合った楽しみ方をしています。(サロンの様子はこちら

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