サロン日誌(10.11.11)


小春日和。冬とは思えないうららかな陽気です。

【講義】
先月、講義で取り上げてほしい内容を受講者から募ったところ、
「佐伯先生の将棋を自戦解説してほしい」というリクエストがあり、
この日さっそく行われました。

▲佐伯昌優八段
△森内俊之六段
順位戦 B級2組
1993/02/12

当時の森内さんは飛ぶ鳥を落とす勢い。
そこに、佐伯先生がベテランの指し回しで立ちはだかりました。

1図


佐伯先生は現役時代、矢倉と縦歩取りを得意とされていて、
振り飛車は数局しか指さなかったとのこと。そのうちの貴重な一局です。
若手相手に、古い将棋で一丁もんでやろう、ということでしょう。

1図の一手前、△42銀に代えて△42玉なら無難だったとのこと。
1図では、すでに先手が指しやすいそうです。まだお昼だったでしょうに。



2図


2図(▲64歩)は急所の垂らし。
後手からの△75歩や△73銀を牽制しています。

この後、先手の飛車は58→68→78→48と自在に動き回り、
そして、

3図


するりと裏口へ。▲95角△同香▲同飛の狙いです。
実戦でもその筋が現われ、飛車の侵入に成功。
寄せも手堅く、最後は後手の猛追をきっちりと余しました。

投了図


森内さんはこの敗戦が響き、順位一枚の差で昇級を逃がしました。

5位 森下卓七段 9−1(昇級)
19位 村山聖六段 9−1(昇級)
20位 森内俊之六段 9−1(次点)

このときの無念さの末に、今の森内さんがある、と言っては言い過ぎでしょうか。
それにしても、先生、振り飛車、お上手ですね〜!!

【自由対局】
サロンの室内は日当たりも良く、受講者の気合も相まって汗ばむほどの熱気です。



 

サロン日誌(10.10.28)


13:00〜14:00
【講義】

必至・詰め将棋、両方とも玉を上段に逃がさないのがポイントだと思いました。

今回は実際にサロンで指された対局をもとに、「攻守のバランス」について解説がありました。

先手が攻めて後手が受ける展開となりました。
後手が受け過ぎたために先手がよくなった印象を受けました。

自分も似たような対局をしたことがありましたが、ずっと攻められて負けました。
この対局にかかわらず、受け一方では勝てないので、どこで攻め返すのかがポイントだと思います。

(参考)


(△5二金は「受け過ぎ」。△8四歩〜△8五歩が本手)

14:00〜17:00
【自由対局】

今年の夏は異常に暑かったですが、最近急に寒くなりました。
夏から冬になった感じがしますが、皆様の将棋の情熱は夏です。



17:00〜
【居酒屋で一杯】

この日外は雨が降っていて寒かったのですが、皆様お酒を飲んで酷暑日になりました?

19:00〜
【居酒屋で対局】

お酒を飲みながらの対局で、最高気温更新?

 

サロン日誌(10.10.14)


今週のサロン

やっと、秋めいて、涼しくなってきましたね…って、
もう十月も半ばなんですけども。
そろそろ、佐伯サロンでは、遠藤先生が、忘年会の企画などについて、頭を悩ませる時期でございます。

先生の講義(13:00〜14:00)

今週は、受講者のリクエストにより、“ゴキゲン中飛車”の講義。
日頃の疑問や、知りたい戦法など、受講者の要望も、バンバン、講義に取り入れて頂けます。
今回は、将棋世界、2010.11月号に載っている、屋敷伸之九段(居飛車)VS里見香奈女流二冠(ゴキゲン中飛車)の一戦を、解説して頂きました。



先手が屋敷九段で、後手が里見女流二冠です。
初手、▲7六歩から、▽3四歩→▲2六歩→▽5四歩→▲2五歩→▽5二飛、と進んで、こんな感じ↑。
角道を止めないのが、ゴキゲンと、普通の中飛車との違い…ですか?
「勝手に角交換でも何でもしてみたらいいじゃないの。」っていう、そんな素敵な気概なんですね…(違うかな)。

▽5二飛に対して、▲2四歩とすると、同歩→同飛→8八角成→同銀→3三角、と進むんですね。

実際は…
▽5二飛→▲4八銀→▽5五歩→▲6八玉→▽3三角→▲3六歩→▽6二玉→▲3七銀→▽7二玉→▲4六銀→▽3二金→▲7八玉→▽4二銀→▲6八銀→▽8二玉→▲7七銀
となりました。



ここで、▲7七銀とする代わりに、▲3五歩と突いてみると、同歩→同銀→5六歩→3三角成→同銀→5六歩→同飛、のように進みますね〜、と先生。
そうなんですか…。

実際は…
▲7七銀→▽5三銀→▲6六銀→▽4四銀→▲3七桂→▽5一飛→▲5八金右→▽7二銀→▲2九飛→▽6四歩→▲4五桂→▽4二角→▲5五銀左→▽同銀→▲同角→▽3三桂→▲同桂成→▽同金→▲7七角→▽6五銀→▲6八桂→▽4四金→▲2四歩→▽同角(同歩なら、▲2三歩と…?)→▲3五歩→▽8四桂(3五歩を▽同歩なら、▲3七歩と?)→▲6六歩→▽7四銀で…
え〜っと…ずっと書いてると、息切れが(笑)。
え〜…と

▲3四歩→▽5五金→▲3三歩成→▽6五歩→▲5五銀→▽同飛→▲4三と→▽5七角成→▲5六歩→▽5八馬→▲同金→▽3五飛→▲5二と



この、▲5二と、で、「代わりに何かありますか?」と佐伯先生。
「▲1六角は〜?」と受講者たち。ふむふむふむ。

▲5二と→▽3八飛成→▲6一と→▽同銀→▲5九飛→▽5七歩→▲同金→▽7六桂→▲5八飛→▽3九竜→▲5九金→▽6八桂成→▲同角→▽6六歩→▲同金→▽6五歩→▲4四角→▽5三歩→▲6二歩→▽6六歩→▲同角→▽7六金→▲6一歩成



以下、結果は、先手の屋敷九段の勝利でしたが…。
そっか〜…。これが、巷で噂の、なんだかゴキゲンな中飛車なのですね…。

「一時間の講義では、なかなか、細かいところまでは、解説できないんですが。」と仰る佐伯先生。今週も、ありがとうございました!
次回も、何を教えて頂けるか楽しみです

フリー対局(14:00〜17:00)



指導対局中。
隣の対局にも、目をお配りになる佐伯先生。
でも、ご覧になってると思うと、ちょっと心臓がドキドキします。



遠藤先生がご覧になってても、ドキドキします。
先生方から見ると、(なんだ、その、ひっちゃかめっちゃかな指し手…。)って感じの事をしてるんだろうな〜…とか、思っちゃうからでしょうかね?
当たり前なんですけど。



それぞれの場所へ(17:00〜)

そして、サロンの後は、皆さんそれぞれの、在るべき場所へ(笑)。
地上(ビルの一階の喫茶店)では、五月さんたち、サロネーゼのお茶会が。
天上(ビルの三階の居酒屋さん)では、先生方の宴が催されていますよ。
私は、今回は直帰組でしたので、ぽとがら、ございませんが

次回も、宜しくお願いします。
 

サロン日誌(10.09.23)


今週のサロン

前回のサロンでは、まだ冷房が勇ましく活躍しておりましたのに…。
今週は、気温もお天気も急転直下で、佐伯先生の装いもすっかり秋仕様でした。

先生の講義(13:00〜14:00)

今回も、四間飛車VS居飛車。
先手が四間、後手側が居飛車です。
お馴染みの手順から、つらつらつらと進んで行ったら、今日はこんな感じの局面に↓

(▲7八金まで)

ん。後手が左の銀を5三に上げて、「急戦にしてみようかな〜。」との仰せ。
それに対して、いつもは5八に行って、美濃囲いの一翼を担っていたあの金が、ヘイっと(?)7八にやって来たんですね…。

ここから、居飛車に、よくある感じに6四歩から6五歩で「角交換しなさいよ。」と迫られるのは、普通に応じて、7七角成を同金と取れるので、大丈夫…て事ですか…ね?(手探り)

居飛車側も色々考えて…、では▲7八金に、▽6四銀と出て、次に7五歩と突いてみるのはどうでしょう?と。
そうなるなら、一例として、
6四銀→6九飛→7五歩→6五歩→7七角成→同金。

ではでは…▲7八金、▽7三銀で、棒銀的に行くのは…
7三銀→6九飛→8四銀→6八角→7五歩→7七金→7六歩→同金→7五歩→7七金。

他にも、▽4二金上などはいかがか。
4二金上→6九飛→6四銀→6五歩→7七角成→同桂で…え〜っと…
この辺から、のノートの記述が混乱をきたしてきてしまったんですが…(何やら、“4六にカク打ちたい”“カク交で5七カクが”などとあるばかりで、なんかもう自分で見返しても気の毒。)

……このような感じで

今回は、四間側が7八に金を持ってきた場合の、四間有利な変化の講義を拝聴しました。
そうか…6九に飛車をひいて、角の機動力をアップさせるんですね…。
先生、今週もありがとうございました…。(ざっくりした理解で申し訳ありません。)

フリー対局(14:00〜17:00)


対局を見守る佐伯先生。
近くにいらっしゃらないと思っても、受講者が内心「やってしまった…。」的な局面の時には、何故か必ずばっちり後ろで御覧になっている気がすると、皆さん仰っています。
対局後に、それらについて、御指導頂けるんですね


指導対局後の遠藤先生。
感想戦を。


楽しそうです…。
いえ、実は物凄くお困りの所なのかもしれませんが…。
でも、皆さん幸せそうに見えます。


希望すれば、時計を使用しての対局も出来ます。

夜間部(一時間目17:00〜19:00.二時間目19:00〜?)


お月様がいざよっていらっしゃろうが、大雨だろうが、お店でもお酒を片手に、堂々と将棋を。
次回はどんなお天気でしょうか…
 

サロン日誌(10.09.09)


【講義】
「四間飛車vs居飛車急戦の攻防」が続きます。

先生曰く、
皆さんの実際の対局を見ていると、細かな手順の間違いが見受けられる。
この講義は以前にもやったもので、繰り返しになるが、
基本的な変化なので、ぜひ身につけてもらいたいとのこと。

今日は居飛車が先手です。
1図は見慣れた景色。
さあ居飛車党の皆さん、心して仕掛けましょう!

(1図は△43銀まで)


1図から
▲35歩△32飛▲34歩△同銀▲24歩△同歩▲38飛(2図)

▲35歩には△32飛
相手の攻めてくる筋に飛車を回るのが振り飛車の心得です。

また▲24歩の突き捨て(とタイミング)をぜひ覚えてほしいとのこと。

(2図は▲38飛まで)


2図から、いくつかの変化について解説がありました。
まずは居飛車のうれしい変化から。

●2図から(1)△45歩
△45歩▲33角成△同飛▲88角△46歩▲33角成△同桂▲34飛
(3図)

(3図は▲34飛まで)


3図は、先ほどの▲24歩の突き捨ての効果で、
▲24飛から飛車の侵入が見込めるので居飛車有望です。

●2図から(2)△22角
△22角▲45銀△43銀▲32飛成△同銀▲44銀△43歩▲33歩
△23銀▲43銀成△同金▲41飛(4図)

(4図は▲41飛まで)


△22角に▲45銀がハッとさせる後続手。
以下華々しいやりとりがあり、4図になってみると居飛車が指しやすそうです。

さて振り飛車党。どうしたものか。

●2図から(3)△36歩
△36歩▲同飛△45歩▲33角成△同飛▲88角△46歩▲33角成
△45銀▲35飛△33桂▲同飛成△56銀(5図)

(5図は△56銀まで)


2図から、△36歩と飛車を呼んでおくのが振り飛車側の秘手。
以下、2度目の▲33角成には、△同桂を後回しにして、
△45銀(飛車取り)が狙いの一手となります。
5図は、次の△55角が受けづらく、振り飛車が十分です。

なお上の手順中、▲88角では▲57銀引が本手で、
以下△35歩▲39飛△32飛でこれからの将棋のようです。

(参考)
こちらは5年前の講義の記録です。併せてご覧下さい。

【自由対局】

今日も新しく入会された方が見えました。


佐伯五月さん。佐伯先生の奥さまです。
細やかな心配りで、サロンを陰から支えていらっしゃいます。
※近日インタビューを予定しています。(管理人)

【昇段・昇級者】
黒田修司1級へ
広川和子1級へ
福富由紀子1級へ
浅沼愛子2級へ
 

カレンダー

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>

サロンの概要

受講者随時募集

女性・初級者歓迎
見学もお気軽に


師範
佐伯昌優(さえき・よしまさ)九段
指導員 遠藤三郎アマ六段

会場
フジサワ名店ビル 7階Bホール
JR・小田急藤沢駅南口2分

日時
第2・第4木曜日 13時〜17時

料金
入会金 2,000円
月謝 3,000円

対象
一般(年齢・性別・棋力は問いません。実力に応じて指導します)

内容
大盤で解説/指導対局もいたします/自由対局

備考
現在、30〜80歳代の男女半々の20数名の方々が、初心者〜有段者まで、棋力に合った楽しみ方をしています。(サロンの様子はこちら

お問い合わせ
E-mail s9ss@hotmail.co.jp
TEL 0466-82-9317

カテゴリ

表示されている記事

ブログ内検索

月別アーカイブ

リンク

管理人おすすめサイト

新着コメント【承認制】

電脳班プロフィール

その他

モバイル

qrcode

広告